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懐疑的な質問で強靭になる事業計画

最近、更なる成長資金の確保のため、増資に向けた投資家周りをしている。

その中で、特に自分の糧になるのは、当社の事業計画に対する懐疑的な質問だ。

経営数値の根拠は?計画が達成できると確信できる理由は?市場の頭打ちはどこでやってくる?競合リスクは?

あらゆるストレスフルで本質的な質問を投資家より投げかけられる。

これらの質問に対して、自分が心底信じられる回答を用意する。
そうしないと、もしかしたら将来、その懐疑的な質問が懸念していたことが現実になり事業がうまくいかなくなるかもしれないから。

結局、会社はお金が回っていれば潰れないし、経営者もストレスはそれほど感じない。

事業の話をしている時は楽しいが、
お金の話をしなきゃいけない時は大体ストレスフルだ。

でもストレスがあるから必死で考えられる。

不安や憂鬱を感じたなら、解決策をとにかく必死で考える。

これしかないのだ。

僕は勘違いをしていた。代理店の求めているもの。

代理店ビジネスとはサービス提供主体とは別の会社が、営業や販売活動を代理でおこなうビジネスを指す。

私は代理店の業態は理解していたが、自分はどうやら彼らと付き合うにあたり、大前提を履き違えていたと気がついた。(というか代理店の社長に教えてもらった)

簡単に言ってしまえば、私は自分の製品・サービスに思い入れが強いので、代理店の営業マン達にも製品やサービスの理念や利点を熱心に語るやり方をしていた。

しかし、代理店は良い品物を売りたいんじゃなくて、代理店マージン(利幅)の大きいものを売りたいんだそうだ。

代理店が接触できる見込み客の数は限られている中で、売上を最大化するにはマージンの大きいものを売るのが一番だ。

でも、そんな簡単に売れるの?って思うじゃない。

ところが、今時、代理店の営業の話を聞いたり、広告メールを開封して中身を読んだりする善良な人は、いわば何でも買うんだそうだ。

だから、商品は本当に一番良い物である必要はない。そういう善良な人はネットで比較をしたりもしないから。

なんかちょっと怖いけど、そういうことなんですね。

考えてみれば至極当然の話なんだけど、自分の熱い思い入れがある製品においては、相手の立場を忘れて話をしちゃうものだ。

私は今までもこれからも自社の製品・サービスにとことんこだわり、良いものにしていきたいと思っているけれど、
代理店と話す時は彼らの立場を理解して気をつけて喋ろうと思った次第です。

今日、知り合い二人がアメリカでニュースになっていた

​今日見たニュース2件。孫さんはアメリカ次期大統領トランプさんと電撃会談して5兆円投資コミットしてトランプタワーで会見してるし、僕が所属していた大学の音楽サークルの先輩はグラミー賞にノミネートされた。
世界の中心アメリカで活躍しちゃうなんて、ほんと、スゴイよなあ。
人生は刺激的だ。
翻って俺はこんなとこで燻ってる場合じゃない。ザコのまま終わるわけにはいかない。

頭が千切れるほど考えろ、仕事の成功にこれ以上ないほど執着しろ、オレ。

「テレビ見ないアピール」から「テレビに対して冷めている」時代へ

「最近テレビ見てますか?」と質問されたらアナタはどう思うだろうか?
僕が質問する対象者では「いやー最近ほんと見なくなったなぁ」という回答を受け取ることが多い。
というかほぼ100%だ。

いつの間にか「僕はテレビをよく見ていてテレビが好きです」なんていうと、「馬鹿で暇人だ」なんて思われちゃいそうなほど、テレビに対してネガティブな世の中である。

「テレビ見ないアピール」も現代社会においては、もう「アピール」とかでなく「本当に見ていない」=事実を言っているというレベルだ。

では「なんでテレビ見ないんですか?」という質問はどうだろう?
僕が質問したとすれば、質問対象者は僕の職業を皆知っているので口を濁すだろうが、まぁ概ね「もうあんまりテレビに興味ない」というところだろう。

「テレビに対し冷めている」
昔、学生時代の狭い交友関係の中では大好きだった彼女が、社会に出たら途端に野暮ったく感じるように。

まだ「テレビ見ていないアピール」が大衆とは一線を画す差別化要素だったような頃はやりやすかった。
主張の背景にあるのは「テレビを見ている時間なんてない、忙しい俺」、「一般向けの解説レベルには満足しない、優秀な俺」、「テレビは偏向報道や自主規制で面白くない、情報読解能力が高い俺」など、なにかのアピール=自己承認欲求を感じることができた。
なので、「テレビ見ないアピール」をする人の理由を分解して、それぞれに解決策を提示することがテレビ番組の視聴者を増やし、ひいてはテレビ番組を相対的に面白くする手段だと考えていました。
例えばこんな感じ。

■多忙アピール層
彼らの主張:テレビを見る行為は、時間と場所の制約が強く忙しい自分には無理だ。

>ガラポンTVなら全番組が自動で録画されていて、いつでもどこでもスマホやPCで視聴できる。
つまり、どんなに多忙でも視聴できる。というか多忙じゃない人はガラポンTV不要でしょ。

■優秀アピール層
彼らの主張:テレビを見る行為は、投下時間に対する見返り(得られる情報量、質)が一般向けなので低過ぎて非効率だ。
彼らの主張:テレビ番組は面白くない。

>>確かにリアルタイムで垂れ流し視聴していて自分の興味のある番組に当たる確率は低い。テレビ番組表で番組を探して録画して視聴しても大して面白くない番組も多い。
なぜか?それは結局のところ自分の趣味関心にテレビ番組が合致していないからだ。
解決策は検索とソーシャルクチコミ。
ガラポンTVの検索は、全番組録画した膨大な番組の中身を目的のキーワードで字幕検索して頭出し再生することで、自分の興味に合致した番組内の特定の部分を探し当て視聴することができる。
ソーシャルクチコミは、今やインターネットの世界で当たり前のように何かを探す時に参考にするクチコミをテレビ番組にも適用するものだ。レストランや本を選ぶ時、必ず食べログやAmazonのレビューを参考にする。
なぜ参考にするか?サービス提供者側の情報だけを読んでする選択よりも、他のユーザーの実際に利用した感想を参考にしたほうがベターな選択ができると分かっているからだ。
テレビ番組は「放送」という性質上、クチコミが溜まる=放送後には視聴できない。
ところがガラポンTVであれば全番組が自動で録画されているので、放送後にクチコミで評価の確立した自分に合った番組を確実に視聴できる。

しかし2016年末の現在ではアピールとかでなく「本当にテレビに興味がない」という事実を述べる人が増えていると日々感じる。
バズる内容が番組内にあれば、まとめサイトとかで画面をキャプチャ付きで掲載されているので実際の番組を見ずに見た気になれる。テレビ情報を一次ソースとして要点をまとめられているのでテレビ番組を見るよりも効率的だ。ドラマとかお笑いとか必ずしも要点まとめが適さないジャンルにおいても、どんな番組だって大抵ネットを丹念に検索すれば視聴できる。

テレビ受難の時代である。

しかし、僕が思うに今が底だとも思う。
やっぱり一次情報としてテレビには凄い価値があるし、そろそろネット上の情報だけを摂取する危うさを自覚し始める人が増えてくるんじゃないかなぁ。

大山の紅葉と山頂茶屋の経営

神奈川県丹沢の大山に紅葉を見に行ってきました。期間中はライトアップされていて、中々に見応えがありました。

冬の冷たい空気の中で、紅葉の見どころを探して山中の神社周辺を散策します。

温かい田舎汁やこんにゃくなどで身体を温めるのは至福でした。

下山後は麓の温泉でマッタリ。

それにしても、大山や高尾山に行く度に思うんですが、山頂の茶屋を経営してみたいなあと。

競合が限定されていて、場所自体に魅力があるので、来訪者は途切れることがない。
しかも、シーズンとか曜日によってはお休みにしちゃっても良い。

山の所有者は誰で、区画の販売はどのように行われていて、新規に参入できるものなのか。ケーブルカーとかがある山はそこの運営会社所有の土地を商業展開して云々という流れでしょうけどね。(高尾山の場合は、高尾登山鉄道から土地(建物込み?)を借りて株式会社アーバンがビアガーデン「ビアマウト」を運営)

なんでも既得権益化して、独占状態で商売するのがベストですよね。

全録レコーダーが一般層に浸透しないわけ

これは僕の職務上、常に考えているテーマだ。

まず、みんなの思考をシュミレーションしてみる。

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あなた:一般的な成人男性

リビングにはテレビとレコーダーがある。
レコーダーは1~2ch録画できるものだろう。
製品選びで失敗したくないタイプの人はPanasonic製、テレビとリモコンを揃えたい人はシャープ製、録画という行為にコダワリがあれば東芝製、SONYファンならSONY製だろう。
あなたはレコーダーの自動録画予約機能を使ってたくさんの番組を録画している。
自動録画される番組が多すぎて、慢性的にハードディスクの使用量は限界近くだ。
ハードディスクの容量を空けるため、録画番組を見ないで消すこともある。

そんなあなたは「全録」と聞いてこう思う。
「自分で録画予約した番組でさえ見きれずにいるのに、全番組録画したって見きれないよ!」
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しかし、全録レコーダーのオーナーになってみれば分かるのだが、誰一人として全番組を見ようとして録画しているのではない。
どんな番組であってもいつでも視聴できる状態にしておくことで、番組表をチェックしたり録画予約作業したりといった不毛な作業から解放される。
見逃しなんていう前時代的なミスマッチから解放される。
放送後にあとからクチコミで話題になった番組を確実に視聴したり、大量の全録番組の中身を字幕によって検索して頭出し再生したりといった全録ならではの極めて贅沢なテレビ視聴体験を手に入れているのである。

しかし、この利点は体験したことのない人には想像ができない。

ましてやテレビである。
人は昔からの自分の習慣こそが最良だと思うものだ。テレビを見るという行為はあまりにも簡単であり、小さい頃から自分の身近にはテレビが存在していた。
自分はテレビについてよく知っている。
少なくとも自分にとって今のテレビ視聴方法が最適だと信じている。

そんな人にとって「全録」はToo muchなんだろう。
「大丈夫大丈夫。自分が見たい番組は現状でも見られているから。」
「そんなにテレビ見ないし。」
全録を未経験で、こんな言葉で自分を納得させる。

さて、では、こういう人たちを僕はどのように変えていけるのか?
今のところ、僕の答えは「使った人からの熱烈な推薦」が一番だと思っている。
広告なんかでは届かない心の奥に、友達が熱狂的に支持しているという話は届く。
そして友達の熱烈な推薦でグラっと心が動いた時に、「ちょっと試してみような」と軽い気持ちでガラポンTVをレンタルで簡単に試してもらう。
そんなシナリオで地道に世界を変えていくしかないのかな。と。
もっとドラスティックに変えたいけれど・・・。むぅ。

「ローマの道も一歩から」を実践。習慣化の3つのコツ。

毎朝の習慣(ルーティーン)について。

日々の小さな積み重ねは、続ければ続けるほど、後々になって大きな成果となるものです。
ブログを三日と続けてこられなかった僕が、毎朝、英会話やジムでのエクササイズなどのルーティーンを1年以上継続しています。

今日はその秘訣を書きます。

まず、ざっと僕の毎朝のルーティーンをご紹介。

AM7:00~英会話
ここ一年ほどDMM英会話にてSkypeチャットを利用してフィリピーノやらボスニアやらの先生と毎朝25分お話しています。(毎日25分コース:4950円/月)

ちなみに、その効果は英語を話すことについて身構えることがなくなったという点です。
(これについては後日詳しく書きます)

AM8:00~中国語
そして英会話が終わってから、息子が幼稚園へ出発するのを見送り、中国語のSkypeレッスンをCCレッスンで受けています。
(平日のみ毎日コース:6600円/月)

中国語はリスニングが難しい。なにせ似たような音で意味が違う単語が一杯あるから。
でも、この魔のリスニング峠を越えさえすれば、読む、文章を作る、話すあたりは取っつきやすいし一気に「雑談を楽しんでいたら話せるようになりました」レベルまで行ける気がしています。

AM9:00~
英会話、中国語のレッスンが終わると仕事へ行く服に着替えてジムへ行きます。
ジムでのエクササイズはダイエットが主目的ですが、運動の後の食欲や睡眠欲を満たす幸福感が好きで気に入っています。

ちなみに、自分の中で朝は自宅でシャワーを浴びないというルールを決めています。
自宅でシャワーを浴びる感覚でジムへ行きます。
タオルもウエアも全部月額レンタル会員費に含まれているので、手ぶらです。心理的障壁はほぼゼロ。

ジムに来たのはシャワーが主目的ですが、ジムに到着したら折角だからとウエアーも借りて、折角だからマシンで筋トレして最後にシャワーを浴びます。

上記のルーティーンをこなす秘訣を考えてみたら3つありました。

1つ「貧乏性」。
「折角お金を払ったのだから使わないと勿体ない」という気持ちは、英会話や中国語のレッスンを律儀に予約して、キャンセルせずに受講することの原動力となっています。

2つ「自分の中でルールを決める」
「毎朝、ジム以外でシャワーを浴びることができない」と自分の中で厳格にルール化することで、ルールに慣れて、よほどの二日酔いでない限りジムへ行くのが苦痛になりません。苦痛の日はエクササイズしないでジムのお風呂でノンビリしてアルコールを抜くことに専念したっていいんです。ルールを守ったんだから。

3つ「準備不要&短時間で完了できる」
毎朝のルーティーンでストレスを溜めていたら、とてもじゃないが健やかに人生を楽しめません。
僕はナイーブだし、面倒くさがりなので、朝のルーティーンでは「準備不要」と「短時間」にこだわっています。
英語も中国語もスマホ一台あればいいし、ジムも手ぶらです。
時間も語学は25分だし、ジムはエクササイズに30分、お風呂と着替え20分で、短時間です。
気が重くても始めれば終わるまでアっという間。

これが僕には合っているようです。

ちなみに「上の3つの秘訣をどのように適用したらこのブログ執筆を毎日続けられるのか?」については今後の検討課題です。

『僕は毎朝、徹底的に絶望しきった状態で目覚める』から「あがく」、「もがく」

『僕は毎朝、徹底的に絶望しきった状態で目覚める』という本を以前、書いた。

絶望しきった状態で目覚めると、人間その後の日常生活をどう送るのだろうか?

僕の場合は「死にたくないから必死で生き残る方法を考える。そして実行する。」だけである。

「あがく」あるいは「もがく」という感覚。

僕は起業してからもう6年半も経過してしまって、しかも外部資本1億円以上も入れて応援してもらったのにも関わらず会社の成長速度は遅くて、自分の無能さを恥じるばかりの毎日だ。
しかし、その6年半「あがいてきて」、「もがいてきて」、結局今も死んでない。

そして会社の現状の日々の結果を見ると、どうやら、神様はまだまだ僕に「あがけ」、「もがけ」と言っているようだ。

自分の無知をひけらかすようでブログは苦手なんだけど、「あがいて」、「もがく」行為として、ブログを再開します。

TV2.0時代がやってきたYo!

時代はTV2.0に突入し始めた。
テレビ視聴が自由になる、テレビ自由革命とも言うべきTV2.0。

TV2.0を定義すると以下のようになる。

TV1.0とTV2.0の違い
視聴場所: 家の中 ⇒ どこでも
デバイス: テレビ受像機 ⇒ マルチデバイス
番組の発見: 番組表 ⇒ 口コミ
録画: 録画予約 ⇒ 全録
検索: 番組単位 ⇒ 場面単位
感情の共有: 家族 ⇒ SNS(twitter,2ch,etc)
番組への参加:電話/FAX ⇒ Twitter/スマホアプリ
メーカー: 一社囲い込み ⇒ オープンプラットフォーム

TVCM:リーチ ⇒ 共感

これはビジネスチャンスだ!!「2017年に原則全ての番組に字幕がつく」

2013/12/6 7:00日本経済新聞 電子版より
総務省は、NHKと在京民放キー5局に対し、午前7~深夜0時に放送される原則すべての番組に、17年までに字幕を付けるよう求めている。すでにNHK総合テレビは12年時点の進捗率が83.5%を達成。「現在は地方局にも字幕放送の設備とオペレーターを順次配置しており、全番組を字幕付きにすることを目指したい」(佐藤主任研究員)。年間の総放送時間に対する比率でも、NHK総合が67.9%なのに対し、在京キー5局は49.9%とNHKに一日の長がある。

これはモノスゴイことだ。

ガラポンTVで既に実現している「番組内テキスト検索(全録した番組の中の字幕を対象に検索して、該当箇所からピンポイント再生ができる)」が更に便利になる。

それに加えて、ガラポンTVのAPIを活用して字幕データを取得し、統計分析する3rdパーティーサービスがこれから勃興する。

これは「ふーん」って聞き流す話ではないと僕は思っている。

テレビ番組で取り扱われる内容とは世の中のトレンドそのもの。
そのトレンドを字幕というテキストデータとして3rdパーティーのシステムが取得し分析できるようになることで、様々なビジネスができるようになる。

番組表や字幕データと、世の中の統計情報を掛け合わせることで新たな価値を生むサービス
例1:「ふなっしー」の番組表&字幕での登場回数のグラフと、「ふなっしー」グッズの売り上げ曲線の近似度合いを分析。
一過性のブームの端緒から終焉までを分析できる。小売店のバイヤーはブームの終わりを予測して発注数量をコントロールできる。

例2:特定企業の主力製品のジャンル名や製品名と株価の相関分析サービス。「ミドリムシ」や「ユーグレナ」の
番組表や字幕データの出現回数とユーグレナ社の株価の相関分析。株価を先読みして投資ができる。

こういったサービスが容易に思いつく。
特に株価との相関などは是非ともチャレンジしたい内容だ。

そして、残念ながらココらへんを徹底的に掘り下げたり試行錯誤する時間が今の僕にはない。

そこで、もし、我こそはという方がいれば僕に連絡してください→(連絡フォーム)。
イケてる内容であれば支援します。

もちろん、ガラポンTVを購入して自分でチャレンジするのも大歓迎。
その場合は以下からどうぞ。

ガラポンTVの購入はコチラから。
http://garapon.tv

APIの利用申請はコチラから。
http://garapon.tv/developer

※ちなみに取得したデータを第三者に公開したりするのはダメですよ。
あくまでも私的に取得して私的に利用(分析)する形で。
ただし分析した結果としてのブームの終焉時期を予測したり、株価を予測したりするサービスはアリ。

それにしても、自分でガラポンTVという製品を作っておいて何だが、凄い時代になったものだ。